モ ナ ド の 夢

モ ナ ド の 夢

─ 心霊研究の黎明 ─  物理学者オリヴァ・ロッジ 心霊研究論文 Ⅱ 

7 「生命と意識」 近代科学の優れた荷い手たちが自分自身にどんなに狭苦しい制限を課しているかを私は次の最も有能な学者の言葉を引用して示そう。 ―科学がその理論をしっかり築き上げて以来、まともな人間では1人として次のようなことを考えた者はなかった…

─ 心霊研究の黎明 ─  物理学者オリヴァ・ロッジ 心霊研究論文 Ⅰ

形はどこまでも分割できる。だが生命はいつもその外にいる。我々は彼(生命)に出会う時だけ彼の存在を知るのだ テニスン 『記憶』 「引力があって物が落ちるのではない」といったのは20世紀最大の科学者アインシュタイン、これに対し ロッジは「死者は生きて…

神道青年全国大会記念シンポジウム講演記録 Ⅱ

「神々と情報 メディアとしての神社」 松岡正剛氏 (編集工学研究所所長) ―京都の四生同堂(しせいどうどう) 今日は神々にかかわる方々のお話しをということで、ちょっと緊張しておりますが、できるだけ私の仕事と私自身が感じていること、それから私の日本の…

神道青年全国大会記念シンポジウム講演記録 Ⅰ

神道青年全国大会記念シンポジウム講演記録 Ⅰ ― 1992.3 「神々の生物学 宗教の進化について」 ── ライアル・ワトソン博士 (Ph.D Lyall Watson) 人間は特別ではない 私たちは動物です。しかも、他の生物に対して強い優越感をもった、きわめて変わった動物です…

ベルクソン バーミンガム大学におけるハクスリ記念講演 Ⅱ

意識と予見不可能性 ところで、世界の中に現われてきた生命をこの角度から考察してみると、生命はただの物質とははっきり対照をなすものをもたらしたことに私たちは気が付きます。 世界は、世界だけのままでは決定的な諸法則に従います。 物質は一定の条件の…

ベルクソン バーミンガム大学におけるハクスリ記念講演 Ⅰ

アンリ=ルイ・ベルクソン(Henri-Louis Bergson [bɛʁksɔn]) 20世紀前半を代表する哲学者 ノーベル文学賞受賞(1927年) 「意識と生命」 バーミンガム大学におけるハクスリ記念講演 (1911. 5. 29) 大きな問題 1人の学者の霊に捧げるといった講演をしようとす…

心霊研究とその歴史 Ⅱ

第5章 精神的心霊現象 大別すると心霊現象は、精神的心霊現象、物理的心霊現象および心霊治療の3つになる。そして精神的心霊現象には、霊視、霊聴、霊言、自動書記、霊感、精神感応、杖占いなどがある。これらの現象は同時にいくつかが一緒に現われるのが…

心霊研究とその歴史 Ⅰ -死が定めの生き物がそれに疑問を抱くだろうか?

『霊魂の世界 −心霊科学入門−』 (徳間書店 S.42年刊) 板谷樹(いたや・たつ)昭和5年 早大理工学部機械工学科卒業。 工大助手,助教授を経て,現在,工大教授 財団法人日本心霊科学協会理事。エ学博士 宮沢虎雄 明治19年,東京に生まる。 明治42年,東大理学部実験…

目に見えないものだけが実在である

第3章 「ものに動ぜぬ心」の正しい培い方 はびこる「社会の駄々っ子」達 よく巷問には、「不動心を得る方法」というようなことを、安易に書名に謳った本が出回っている。中には、ずいぶん無責任な内容のものを、時々見受ける。酷いのになると、「腹黒くなる…

無神論と有神論

ご紹介するのは、市井の思想家である吉田忠雄氏の『無神論者は損をする? 知っておきたいあなたと宇宙の関係』という著作です。人間という存在についての深い思索が綴られています。 「人間」─ この底知れぬ神秘なる存在 「生命」の神秘 私たちは、普段、この…

人格神と自由意志

9.神の摂理ということ 神の摂理 これまでいくつかの観点から、神(心的存在、人格神)の存在ということを考えてきたのですが、神がいても、同時にその摂理ということがなくては意味がありません。神がこの大自然や我々人間を創造したという、ただそれだけの…

一切は心のためにある ー「天網恢恢疎にして漏らさず」

6.心は第一義の存在・一切は心のためにある・心は存在の場 心あっての物種 人間、意識がなくては、心がなくては、始まりません。どんな学者や宗教家がどんな理屈を付けたところで、永久に眠った状態では、一切始まらないことは明らかです。植物人間を見れ…

心は脳髄の所産か?

自由意志の働き得る世界 自由意志が働き得るためには、すなわち精神活動があり得るためには、完全な秩序のある世界が必須であります。法則のない、言わばでたらめの世界において、ものを築いたり、目的を持って行動したりすることは明らかに不可能です。物質…

『脳と自由意志』−脳と精神

1.初めに 人間は、死ぬと本当に灰だけになってしまうのでしょうか。我々人間にとって、死後の情報は永久に途絶しています。この自分が何処から来たのか分からないのとまったく同じにです。どんなに幸せな人生も、いかに功成り名遂げても、そして聖人でさえ…

「宇宙の真理」 霊に依る病気や不幸

病気には霊が原因となって起る病気と、物理的、生物学的なことが原因となって起る病気との2通りがあることは既に述べた通りであります。霊が原因となって起る病気とは、故人や死んだ動物霊や悪魔などが人間の心に取り憑いて様々な病気にすることであります。…

「宇宙の真理」 人生の意義 ──あらゆる動物が人間に転生する──

人生の意義 人間は何のために生まれ、何のために生きているのでありましょうか。私達は大宇宙を創造し統治して居られる神の御心、神の愛に依って此の世に生まれさせられ、神の恵みに依って生かされているのであります。では神は何のために私達を地上に生まれ…

「宇宙の真理」ー 真理の彼方に 

第2章 行こうよはるか希望の大空へ 真理のかがみにうつりつつ 行くは遠きかなた近きかなたに 有限無限にうつりつつ 行こうよはるか希望の大空へ 貞理の姿をよそいつつ 行くは遠きかなた近きかなたに 有限無限をよそいつつ 行こうよはるか希望の大空へ 真理…

「宇宙の真理」新しき光

心にも太陽を 持ちて明るく美しく さわやかに ほがらかに 強く雄々しく生きてゆく 人の世のくるしみも つみも悩みも悲しみも こらえつつしのびつつ たえつ雄々しく生きてゆく 昨日去り今日は逝き 明日も空しく過ぐるとも とこしえに やすらかに はるか希望に…

「宇宙の真理」黒住教篇 ③ 

“今日の歓び” ● 東雲晴るるこの朝 破れし古巣を巣立ち行く 目出たき日なれど何故かくも 心は曇る悲しみに ● ああ今日のこの歓びも 暗く儚き幾年の にがき思いをしのびつつ こえて来たりし後なるを ● 罪よ悩みよ悲しみよ 無知よけがれよ貧しさよ 夢よ迷いよい…

「宇宙の真理」黒住教篇 ②

さて「我思う故に我あり」というデカルトの言葉があります。我、自己があるのは自己の個性と意志があるからであります。自己の個性と意志とが無いならば我というものは無いのであります。皆が同じ顔、同じ姿、同じ考え、同じ目的等を持ち、同じ行動ばかりす…

「宇宙の真理」黒住教篇①

「 真理の世界 」 過去は未来であり未来は過去であり全ては現在である。 祖先は子孫であり子孫は祖先であり全ては自己である。 東洋は西洋であり西洋は東洋であり世界は1つである。 物質も神であり霊魂も神であり全ては神である。 有限は無限であり無限は有…

「宇宙の真理」大本教篇

「我が家の庭」 我が家の庭に埋もれいる 金剛石を堀り出だせ 遠き異郷の他人の地に 宝を探す愚をやめて 鏡に写る我が顔に 神の姿を思い見よ 我を離れて神は無し 神を離れて我も無し 我が住む庭に咲き出ずる 花の色香を愛でよかし 尽きぬ縁に結ばれて 生まれ…

「宇宙の真理」 人生の道篇②

次に「教えの道」について簡単に解説したいと思います。 言葉で説くのも教えであり力で説くのも教えである。智恵で説くのも教えであり、愛で説くのも教えである。情熱で説くのも教えであり理性で説くのも教えである。人を教え導くための目的は1つであろうと…

「宇宙の真理」人生の道篇①

「人生讃歌」めぐり合う春を心に画きつつ つもるみ雪の下に生き抜く 日々を若き希望に生きて行け 苦しみ多き我が身なるとも 今日もまた若き身をとて無理をすな かけがえのなき生命なりせば 世の中のすべては空し生きて行く この歓びを覚らざりせぱ 苦しみを…

「宇宙の真理」神の摂理篇②

◎統合することも必要であり分割することも必要である。 私達は様々なものを統合することもあり分割することもあります。統合するということは全体を重視するということであり、分割するということは部分を重視するということでもあります。例えば政治に於け…

「宇宙の真理」神の摂理篇①

人間は神の力に依って生かされている。故に神の力を知り、神の意志を知らねば幸福にはなれないのである。神とは大自然であり、神の摂理とは大自然の摂理である。故に大自然の中に棲む人間の摂理もまた大自然の摂理と同じなのである。人間にとって生きること…

「宇宙の真理」−奇蹟を求めず真理を求めよ  

奇蹟はやがて人々から疑われる時が来る。そうして奇蹟はやがて人々から疎んぜられ、忘れられ、捨て去られる時が来る。神々が奇蹟を起こすことを止められる時、人間が奇蹟を求めることを止めて自己の努力に依って立派な人間になり、立派な社会を建設しようと…

「宇宙の真理」世界救世教篇②

◎人間は全世界に存在するものの1つを尊び1つを卑しんではならない。1つを愛して1つを憎んではならない。1つを求めて1つを捨ててはならない。全ての尊厳性を覚り、全ての意義を知り、全ての必要性を認めねばならないのである。 世の中に存在するものの…

「宇宙の真理」世界救世教篇①  ー 森羅万象は悉く尊い存在である ー

「佛智の光」 大宇宙は全て存在の世界である。大宇宙に存在する全てのものは等しく尊い存在の意義と必要性を有するのである。愚かな人間の目には善と悪、必要と不必要、有意義と無意義、薬と毒、益と害とがある様に見えるけれども、神の世界に於いては善も悪…

「宇宙の真理」天理教篇⑤

そうして更に私が天理教から得たものは「神の貸しもの」という教えでありました。私は昭和33年11月以来、新自由主義経済学の研究に専念しその基礎理論の完成に心血を注いで居りました。しかしその頃の私は共産主義と言えば無神論であり唯物論であるからそれ…